トレーニングと腸内フローラ
トレーニングで腸内フローラが整うのか
腸内環境のことを調べていたら、面白い記事を書いているブログを見つけました。
近年、運動には腸内フローラの多様性を増す作用があるという研究報告が相次いでいるらしく
プロラグビー選手40人と一般人46人の便に含まれる細菌を調べたところプロラグビー選手の腸内には22グループの菌、普通体型もしくはやせ型の人には11グループ、肥満の人には9グループの菌が存在したそうで
便に含まれる腸内細菌の遺伝子や腸内細菌の代謝産物を解析したところプロラグビー選手の腸内フローラには、短鎖脂肪酸とよばれる酢酸、プロピオン酸、酪酸など一般人に比べて沢山の短鎖脂肪酸が作られていました。
短鎖脂肪酸には…
腸内環境を良好に保つのに役立つほか炎症を抑える、肝臓や筋肉のエネルギー産生を促すなどの効果があるそうで
ラグビー選手は筋肉の損傷が激しいのに炎症値が低いという現象が発生し、短鎖脂肪酸を産み出す菌の働きが活発だったということが言えるのではないでしょうかね。
運動と腸内細菌を調べる実験では…
18人の普通体重またはやせ型の人と14人の肥満の人を対象にした実験が行われたそうで
食事はいつも通りに行い、中~強度の運動を週に3回、6週間続けた前後とその後運動せず座位中心の生活を6週間おくったあとの便に含まれる腸内細菌や代謝産物を調べてみると
普通体重またはやせ型の人では運動すると短鎖脂肪酸を産み出す菌が増え短鎖脂肪酸の生成量が増えたということでした。
運動をやめて座位中心の生活に戻ると短鎖脂肪酸を産み出す菌も短鎖脂肪酸の生成量も減ったことから継続的な運動が大切なようです。
肥満の人には大きな変化がみられなかったそうですが、腸内環境があまりよくないことは当然のこととして、食生活や生活習慣が影響しているのかもしれません。
清涼飲料水や乳製品を好んで摂取したり偏食があったりして、微生物の餌となる食物繊維を食べなかったりすることも関係があるかと思います。
腸内環境を改善するには、乳製品に代えて水をたくさん飲むようにしたり食物繊維を多めに摂取するようこころがけたり、毎日30~60分程度の運動を行うことが必要なのではないかと
スクワットなんて、適しているかもしれません。特にボトムアップトレーニングのように全身の力をうまく連動させて高重量を挙げるトレーニングは…
体を鍛えたいけれども、有名なジムは敷居が高くて入会しにくいという方はぜひうちのトレーニングを体験してみてください。